9月の日記
9/1
生化学若手夏の学校@定山渓(札幌) が終了。ポスター発表で聞いた、ORFタンパクの話が非常に面白かった
9/2
札幌のいとこのうちで自転車を借りて、近所を走り回った。
札幌駅からそれほど遠くないところにある豊平川だが、眺めはとても良い
9/4
札幌の友達と北海道観光に行く。まず帯広に向かい、そこから阿寒湖に行った。
阿寒湖の水は冷たいのだが、一箇所異様に温かい(というより熱い)ところがあり、面白くなって掘っていったら、小さい温泉ができて非常に満足した。
上の写真の赤くなっているところは、夕焼けで赤いのではなく石の色。この辺りの水温が高かったので、噴出物と何か関係があるのかもしれない(地質に詳しい方がいたら教えてください)。
掘った温泉w
阿寒湖、いいところだった。
日が変わらないうちに網走まで行き、そこで車中泊。
9/5
網走で起床。車中泊は思ったより疲れることがわかった。
その後知床に向かった。
写真では伝わらないと思うが、圧巻だったしさすが世界遺産という感じだった。
そのまま札幌まで帰って、友達の家についたのは朝3時。車から出るのが面倒だったので、この晩もそのまま車中泊した
9/6-9/9
新千歳から仙台空港に行き、そこから福島県新白河に向かった。数物セミナーの4日間を持って今回の旅行は全て終わり。今年もたくさんの同志とさまざまな議論ができとても充実した。
特にベンフォードの法則を巡って面白いことに気づかせてもらったので、これについては後日記事を書く。
9/10 某くんと、朝まで情報熱力学について議論する。一旦納得し、少し寝て大学に向かった。また疑問が浮かんできたので、それについて夕方まで彼と議論をした。この疑問点についてはある程度納得したが、メモリの熱力学についてまだよく理解できず帰宅。ついさっき、ようやくコンシステントな理解に達した。情報熱力学についてものちに記事を書くつもり
9/13 某くんとの議論は何度も行きつ戻りつし、一度は正しいと思えた議論が誤りに見えはじめ、しばらくするとまた正しいような気がしてくる、というようなことを繰り返しながらなんとかまとまりを成してきた。人との議論は、自分の考えを進める上でとても効果的と思った。
9/14
情報熱力学について。
まず、体積2Vの箱に粒子を一つ入れる。このとき粒子のエントロピーSはkTを略してlog2Vである。次に箱の真ん中に準静的に仕切りを差し込み、体積Vの二つの箱に分ける。「このとき粒子の体積は半分になるから、S=logVになるはずだ」と僕は思った。しかし議論相手は「粒子が二つの箱のどちらにあるかは分からないのだから、依然としてS=log2Vのままのはずだ」と言った。粒子が実際に動きうる範囲は明らかに減っているのに、log2Vのままと言えるのはおかしいと思い(もちろんlogVとしても第二法則に合わないのだが)、「つまり、体積Vの箱を二つ用意し、片方にだけ粒子を入れる(S=logV)。次にその二つの箱をくっつけたら、エントロピーはlog2Vになるのか?」と返した。
「いや、そのときはlogVのままで、なぜかというとどちらの箱に粒子があるか言えるから」
「じゃあどちらにあるか忘れてしまったら、log2Vになるのか?」
「そうなる」
ここまできて、出木杉のび太のパラドクスを思いついたという話。
9/15(日)
一日中寝ていた。
9/18(水)
政経学部の友達が、ゼミのメンバー2人を僕に紹介してくれるというので、計4人で食事をしたのだが、なんと2人のうち1人がツイッターのFFだったというお話。
9/19(木)
情報熱力学ゼミ初回。ここから先ゼミが立て続けにある
9/
9/23(月)
くりこみ群のゼミをしに大学へ行く。これは面白い発想だと思った。
帰りに駅のホームでAirDrop痴漢をされた。しかも間違えて受け入れてしまったため、自ら写真を消去する羽目になった。
9/28(土)
ワインバーグ宇宙論のゼミの初回。あまり難解なところもなさそうだし、つまらないところは飛ばしてサクサク進みたい
9/29(日)
量子情報ゼミの2回目。ここは議論が盛んだし、なかなか良いグループなので大事にしたい