弦の作用を出すにあたり、点粒子の相対論的な作用が世界線の長さ(に比例するもの)で与えられていたことを思い出そう:
ここから、弦の作用は世界面の面積を表すのではないかというアナロジーができる。これは南部後藤作用(以後NG作用)呼ばれ、次式で与えられる:
ここで、はレッジェスロープと呼ばれるパラメータであり、係数は弦の張力を表す因子である。
または誘導計量の行列式であり、は作用をdiff不変にするために必要な因子である。
なぜなら計量の行列式は座標変換に対し
と変換するから、
となって、作用が不変に保たれるからである。この作用がポアンカレ不変性を持つこともすぐわかる。